家族の一員に犬を新たに迎い入れると日常が一遍し、ちょっと大変だけど家族同士のコミュニケーションも増え楽しい日々がスタートします。
けれど、必ず毎日誰かが家に居る訳ではないので犬はお留守番をしなくてはいけませんよね。
たかがお留守番されどお留守番!!
よく考えたら
トイレはどうしてあげるの?
さみしくないのかな?
などなど分からない事沢山出てきますよね。
そこで犬を飼ってもうすぐ30年!犬のお留守番についてのあれこれをお話ししようと思います。
犬の留守番トイレを我慢し過ぎは大丈夫?
普段犬はどこで過ごしていますか?
室外犬の場合はそれなりの長さのリードに繋がれているので、トイレは敷地内で出来るので心配はありません。
問題は室内犬です!
飼い主が一緒でないと排泄できないケース、ペットシートがないと排泄できないケース、犬によって事情は様々です。
例えばお散歩でないとトイレが出来ない犬だと、お留守番中にずっとトイレを我慢する事になります。
我が家の5歳になる室内犬も散歩でないとトイレが出来ないタイプなので、お留守番の前に散歩に行ったり庭に出してトイレをさせています。
留守番中の犬はだいたい12時間はおしっこを我慢する事ができます。
中には24時間我慢出来る犬もいるんです!!
でも1日ぐらいなら体に害はありませんが、人間と同じでおしっこを我慢させ過ぎると膀胱炎のリスクが高くなってしまいます。
例えば、仔犬の頃のトイレトレーニングでペットシートでトイレをするように躾けますよね。
成犬になってもペットシートでトイレが出来ているなら、外出前にトイレを促しておきます。
飼い主がいない事が不安で寂しくてトイレを我慢してしまうケースの場合は、犬にこれから外出する事を悟られない様に自然に家を出ましょう(笑)
「じゃあ行ってくるね」「お留守番お願いね」など声をかけずに、まるでトイレに行くかのように外出します。
我が家の17歳の室内犬がまだ3歳ぐらいの頃、外出の気配を感じるとついて行こうと必死でサークルを飛び越えたり、カバンの中に入ろうとしてました(^^ゞ
なので、カバンと上着は玄関に置いたままにして、犬と目を合わせる事無くそーっと家を出るようにしていました。
(帰ってくると私の正面に座って何やら文句を言っている感じで、2時間はそばを離れませんが…)
犬の留守番の時間の限界は?
では犬は留守番そのものはどれぐらい出来るのでしょうか?
先ほどの留守番中のトイレ我慢と似ていて、12時間前後が限界のようですね。
飼い主が働いている場合は朝8時までには家を出て、夜にならないと帰宅する事ができないので少なくても10時間はお留守番をしないといけません。
お留守番中、犬が退屈をしないよう大好きなオモチャをいくつか用意しておいたり、飼い主の匂いがついている物を用意しておくとちょっとだけ寂しさが軽減します。
ただし、犬の誤飲を防ぐためにダイニングチェアはしっかりテーブルにくっつけておく、食べ物を出しっぱなしにしないようにしましょう。
それと、生後数か月の仔犬をいきなり留守番させるのだけは止めましょうね!!
また、家族の生活の変化で今まで留守番した事がない犬が留守番する状況になる場合は、いきなり留守番させるのではなくゆっくり留守番トレーニングをするようにしましょう。
一日10分スタートで少しずつ留守番の時間を増やしていくんです。
そろそろ外で働こうかな~と思っている主婦なら、就活と同時に犬も留守番トレーニングを始めると良いですよ。
犬のお留守番グッズのおすすめは?
何もない状態でいきなりお留守番となると、犬も退屈です。
お留守番中も遊びに夢中になれるように大好きなオモチャをいくつか出しておくと良いですね。
ですが、おもちゃなら何でも良いという訳ではありません。
我が家にいる5歳のトイプードルはこれまでに数々のオモチャを破壊し、誤飲してきました。
例えば中に笛と綿が入っているオモチャは留守番中に引きちぎり、笛を破壊し綿を全て出し少々綿をゴックンしていた(うんちで判明)
デンタルボーンを与えると、留守番中に噛み千切り誤飲し数日後、突然大量に嘔吐し緊急入院!!内視鏡でデンタルボーンを取り出し2日入院しました(-_-;)
よくある両端が結ばれている骨型のガムは、喜んで噛んでいる内に喉に詰まらせ吐きだすのに大変だった!!
なんといっても我が家のトイプードルは体格(骨格)が良くて筋肉質で体重も10キロあるので獣医からは「ミディアムプードル」の方が近いかもしれないねと
言われている中型犬クラス!
サッカーボールを与えれば、僅か数分で穴を空けてベコベコに(-_-;)
犬用のボールを与えれば、一瞬で表面の繊維を剥ぎ取ってから噛み千切る…
噛む力が強いので破壊力も高い!!(誤飲率も高い!!)
安全に遊べるおもちゃを探すにも素人ではもう無理と判断し、
どんなおもちゃを与えたら良いのか悩み獣医に相談してみました。
言われたのは「鹿の角」!
簡単には噛めないぐらいの硬さ!!削れたとしても削り節以下の大きさなので噛む力が強く破壊力のある犬におススメです!!
最初に購入したのは人口の鹿の角でしたが、これは半年もち現在はリアル鹿の角を噛んでいますがかれこれ1年はもっていてほとんど削れていません(笑)
小型犬用から大型犬用まであるので、全ての犬種におススメです。
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もう1つは「ダンベル型のオモチャ」両端の球体が大きすぎて噛めないし咥えられない。
更に中央の持ち手部分が噛めたとしても噛むだけでどうする事も出来ない(笑)
投げてバウンドすれば予測不能な方向に飛んでいくので、一人で咥えては投げてを繰り返して遊んでいるようです!!
(帰宅すると襖に穴が空いていたけど…)
我が家のもう一匹いるトイプードル(御年17歳)のようにもっと大人しい犬なら、おもちゃで遊んでいるとコロンとフードが出てくる「コング」はフードの入れ方を工夫すると犬が長く遊んでくれます。
知能の高い犬だと直ぐにフードがどうすれば出てくるのか分かってしまうので、慣れてきたらチーズ味のチューブ(ペットショップにも売っていますが、動物病院でも売られていますよ)をコングの入り口に塗りつけると犬は舐めるしか出来ないので長持ちします♪
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もっとお手軽なオモチャはオモチャと言えないかもしれないけれど、ハンドタオルを2か所ぐらい結びます。
これでオシマイ♪
ガジガジしたり振り回したり割と楽しそうに遊んでくれるので、留守番時の退屈しのぎになります。
さいごに
なにかと規格外の我が家の5歳のトイプードルのおかげで犬を飼って30年にして初めて経験する事も多々あります。
色んな事が起こるたびに獣医師に相談し対策を練っているのですが、
最近ではかなり落ち着いてきて破壊活動も激減しています。
我が家に迎え入れた当初は毎週スリッパを破壊し、私のお気に入りのブランドのカバンを破壊、
旦那のベルトを破壊していたので、一カ月で何足スリッパを購入したか(-_-;)
この事を獣医師に相談したら、留守番前にガッツリ散歩させてみると良いとのアドバイスで旦那が1時間かけて散歩に。
すると破壊活動が落ち着き、噛み癖も改善!!
生後6か月にして1時間の散歩ってどうなんだろう…と思いましたが、犬が大人しく留守番出来るようになったので無駄にオモチャを与えなくて済みました。
獣医師に聞くと、犬は留守番中常に退屈している訳ではないそうです。
個体差はありますが、留守番の半分は寝ている!!
遊ぶのは1時間~2時間程度なのでオモチャを沢山用意する必要はありません。
それよりは犬が安心して留守番出来る環境を整える為のトレーニングやしつけを先にする方が良いそうです。
しつけは犬との絆が深まるので是非長期戦覚悟で楽しんでくださいね♪