若い頃のように体力が続かない、疲れやすいのは歳を重ねれば仕方がない事だと諦めていませんか？
疲れるから何もしないでいるわけにもいかず、身体をごまかしながら日々頑張っていても
スッキリ元気に一日を過ごす事が出来ないのは苦痛です。
では何故歳を重ねる毎に疲れやすくなるのか？
頭の片隅で「更年期」という言葉がチラチラ見えてきている40代、今身体の中で起こっている変化を知っておくと少し気持ちが変わってくるかもしれません。
私達人間の身体は生まれてから20歳頃まで大活躍する「成長ホルモン」があり、この成長ホルモンのお陰で疲れた体は癒され、肌のターンオーバー、臓器の修復が行われます。
私達40代は残念ながら成長ホルモンは現在下降中で、成長ホルモンの恩恵はあまり受けられません。
そして、生理に関係する「「プロゲステロン」、排卵に関係する「エストロゲン」という女性ホルモンは30代後半から徐々に減少し、50代～60代には閉経を迎えます。
閉経を迎えるまでの期間、女性ホルモンは急激に減少していきます。
今まで当たり前に身体を支えていたホルモンが減少すれば、当然のことながら心身のバランスが崩れてしまいます。
例えば司令塔である自律神経（部長）と女性ホルモン（従業員）だと仮定します。
従業員の大半が定年退職をしますが、部長は従業員が退職したことを知りません。
なので、部長はいつものように従業員に「エストロゲンを出しておいて」「今日からプロゲステロンに切り替えて」と仕事の指示を出します。
ですが、従業員は退職済みなので仕事の納期が間に合わず部長はパニックを起こします。
つまり、卵巣の機能が加齢と共に低下する事により女性ホルモンが減少し、自律神経の指令通りに女性ホルモンが分泌されなくなります。
すると自律神経までが乱れてしまい心身共に不調を感じてしまうのです。
これが女性ホルモンが原因による「更年期障害」です。
普段から軽い運動をしていて、食事も気を付けている、規則正しい生活を送っているにも関わらず疲れやすくなっているならば、これは今体が更年期を迎えていて、変化に慣れようとしている段階なのです。
なので、今はゆっくり体を休ませてあげる事が一番効果があります。
疲れるし時間がないから運動をしていない、食事は家族が食べたい物を作っている、日々の時間は家族に合わせている場合、疲れやすい原因はホルモン以外に筋肉の減少も要因している事が考えられるので、疲れやすくなっていても定期的に身体を動かして筋肉の減少を阻止しましょう！
家の近所を散歩するだけでも気分は変わりますよ。
気分転換できると自律神経の乱れは改善されていきますので、是非今の生活習慣を少しずつ変えていきましょう！
家族が食べたい物を作ってあげたいけれど、家族のこれからの健康も大事ですので週末だけは健康食にしたり、いつもの白米にスプーン2杯程度の玄米を混ぜてみるなど、出来る範囲から変えてみてはいかがでしょうか？
朝から気分が重く、疲れが抜けず何となくダラダラしてしまう生活をこのまま送っていると、自律神経の乱れはますます酷くなります。
「今はそういう時なんだ」と思って身体を休める事は大事ですが、何もせずに過ごしていると近い将来必ず後悔することになります。
更年期障害の女性が「予定を立てる自信がない」「予定を立ててもその日に元気でいられるか分からず不安」とよく話しています。
そういう時だからこそ、身体に良い事をしてあげましょう。
サプリを活用するもよし、婦人科で薬や漢方薬を処方してもらうのも良いと思います。
さいごに
更年期は誰もが通る道で、最近では男性の更年期障害も取り上げられるようになってきているので、女性だけの病気ではないんだということですよね。
男性は男性ホルモンの減少が原因で更年期障害になるのですが、自律神経が司令塔なのは女性と同じ事なので自律神経を正常にするための生活スタイルにする事は効果があります。
生活習慣が健康的になって旦那さんは不満を感じるかもしれませんが、「夫婦でこれからも一緒に元気で過ごすため」だと言えば納得してくれると思いますよ。
実際に我が家ではイソフラボンを日々摂るために「豆乳」が冷蔵庫に常備されるようになり、白米の中に玄米が混ざるようになりました。
子供がまだ小さいので100%玄米はまだ出来ませんが、少し混ざってるぐらいのご飯は美味しそうに食べてくれています。
更に、自律神経が正常に機能するよう早寝（夜10時までに就寝）早起き（5時半には起床）し、子供と一緒に散歩、犬の散歩、庭の草むしりなど時間を作って身体を動かすようにしています。
私42歳、旦那39歳、子供2歳（もうすぐ3歳）で確実に更年期障害と子育てのダブルパンチを食らう為、遅かったかもしれませんが更年期対策実施中！
とりあえず感じる効果は朝からため息をつかなくなってきたかな。