チョコレート菓子を作る時に必ずと言って良いほど「テンパリング」作業があり、立ちはだかるのは温度50℃のお湯!
体温計はあっても温度計はそんな家庭に必ずある物ではありません。
ましてや年に数回しか使わないであろう温度計をわざわざ買うのはなんだか面倒…
そこで温度計がなくてもチョコの湯煎が出来てしまう方法をご紹介しましょうね!
チョコの湯煎に温度計がない時の方法は?
チョコレートを湯煎にかけたいけれど温度計がない…揃えた材料を目の前にあなたは諦めますか??
それとも温度計を買いにお店まで走りますか??
いえいえ諦めなくても良いし、お店に走らなくても大丈夫!!
家庭科の先生に教えてもらった○○年前のやり方ですが、私はまだガッツリ活用している方法があるんです。
方法は2つあります。
チョコの湯煎に温度計がない時の方法1 1つは予め沸かす水の量を測り、沸騰したら同量の水を入れると沸点が100℃なので0℃の水を入れれば50℃~55℃ぐらいに冷めるので、チョコの入ったボウルを鍋に当てて湯煎するやり方。 チョコの湯煎に温度計がない時の方法2 もう1つは、お水を沸かし始めて鍋底に泡が立つか立たないかぐらいの段階を見極める。
この段階がだいたい50℃で泡が立ち始めてしまうと60℃になってしまうので、余所見厳禁です!!
レンジを使っている最中はチョコをレンジで溶かす事が出来ないので、このやり方でチョコを溶かしています。
是非お試しください♪♪
チョコレートの湯煎は何度なの?
先ほども書きましたがチョコレートを湯煎にかけるときは50℃が適温です。
50℃より高くても低くてもダメですよ♪
何故なら、温度が高すぎるとチョコレートは固まらなくなってしまいます。
温度が低いと解けず塊が目立つ上に、艶も出ないし指紋もベタベタ付いてしまいます。
しかも、もし生クリームと合わせて生チョコレートにしようとしているならば恐らくは分離してしまうでしょう。
キレイにチョコレートを湯煎にかけられると、艶々としていて更に指紋が付きにくいとってもきれいなチョコレートになるんですよ♪
とはいえ、チョコレートによって湯煎温度が違う事をご存知ですか??
私はホワイトチョコを湯煎にかけたのですが、温度に違いがあるなんて知らなかったので見事に失敗しちゃいました!!
ミルクチョコレートは溶かす温度が45~50度で冷ます温度は26~28℃
ホワイトチョコは溶かす温度が40~45度で冷ます温度は25~27度
と温度がバラバラなんです。
チョコレートの湯煎でつやつやにするには?
チョコレートが湯煎(テンパリング)で艶々にしようと思ったら、やはり正しいやり方をするしか方法はありません。
例えば、
- チョコレートを混ぜる時は空気が入らない様にボウルの底に押し付けるように混ぜる
- エアコンの風が当たる場所を避ける
- 道具はしっかり水気と油分を拭き取っておく
- 温度管理を正確に行う
プロ並みとは言えなくてもかなりう上手にテンパリングする事が出来ます。
テンパリングを失敗したチョコは艶がなく食感も悪く、場合によっては固まった後に同系色でマーブル模様になってしまっている、白いブツブツが見えているかもしれません。
ネット上では湯煎の水分がチョコレートに入ったら、その部分だけを取り除けば大丈夫とよく書いてあるんですが水分の取り残しがあるとブルーム現象が発生し白いブツブツが出てしまったり、マーブル模様が出てしまい、口どけの悪いチョコレートになってしまいます。
なので、水分が入り込まないよう細心の注意を怠らない様にしましょう!!
水分が確実に混じらないやり方はやはり電子レンジを使うやり方ですが、
こちらはチョコレートが焦げないよう注意する必要があります!
さいごに
チョコレートを使ったお菓子作りは個人的にとってもハードルが高いように思っています。
私がよく作るのはクラシックショコラ(ガトーショコラ)、ブラウニーなのでチョコレートをテンパリングする必要がないハードルの低いものばかり(笑)
高校時代の先輩は現在パティシエとして働いているので、時々刺激を受けてテンパリングを必要とするチョコレートを作る事があります。
ですが、やっぱり必ず失敗するんですよね(笑)
それぐらいチョコレートはデリケートな食材だということなんでしょうね。
だから生チョコレートは1個1個が高いんだろなーと妙に納得してしまいます☆☆