出産を無事に乗り切れたら次に待ち構えているのが長い長い道のりである「子育て」。
慣れない子育てに果てし無く湧いてくる不安と待ったなしの家事…体1つじゃ足りないし、一日24時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。
女性は出産すると食欲が増すとよく聞きますが、私は食欲がわかなくて困った経験があり、同じ思いをしているママも少なくないんです。
そこで、私が食欲が出なかった原因と実際に行った対策や取り入れていた献立をご紹介したいと思います。
授乳中に食欲ない…原因と対策は?
まさかこんなに自分が食べられないとは思わなかった…
出産後初めての入院食でどんぶり飯が登場!!
決して小食ではなかったのですが、出産直前に陣痛促進剤を2日投与した事により2日間嘔吐していた事もあってか?
食意欲が全く湧かない…
嘔吐したからなぁとこの時はそれ程気にしていませんでしたが、退院してからも食欲が戻らない。
母乳の出もあまり良くなかったので、「おっぱいマッサージ」を受けても効果なし…
一か月検診の時に、食欲が戻らない事を医師に伝えたところ言われた事は…「産後鬱の可能性がある」でした。
思いもしなかった言葉に言葉が見つからないままでいると、医師が説明をしてくれました。
まず、慣れない育児生活による肉体的な疲れや緊張とホルモンバランスによる乱れによる食欲不振が恐らくは原因だけど、何よりも身体が休みたいというSOSを発信しているのに、その事に気付けなかったり分かっていてもどうしていいのか分からないまま育児に追われている内に、鬱状態になってしまうそうです。
当時の私の一日をざっくり振り返ると…
朝5時起床→旦那の朝食や出勤時のお見送り、その後は赤ちゃんが起きるまでは家事!
朝7時ぐらいに赤ちゃんが起きたら育児モード。
赤ちゃんが寝ている間に夕飯作り、お風呂掃除をしたらもう赤ちゃんの沐浴時間。
途中赤ちゃんと一緒に寝るなんてしませんでした。
週末に疲れすぎて転寝をしていると、旦那がイライラしながら「疲れているなら寝室に行け!!」と不機嫌。
寝室から泣き止まない我が子が気になり、結局一睡もしないまま育児モード。
夕食は旦那が一人で食べていて、ちょっと離れた所で私は授乳し旦那がお風呂に入っている間にウィダーインゼリーを一気飲み!
だんだん肌のハリもなくなり、顔色は常に悪い、目の下には大きなクマさん、体重も出産後一か月で10キロ減(-_-;)
まだ完全に産後鬱を発症している訳ではなかったので、医師から言われた方法をまずは実践してみることにしました。
・家事をしないで身体を休ませる
・可能であれば赤ちゃんを実家などに預けて、しっかり休養を取る
・無理して食べない(食べられそうな物だけで良い)
・水分だけは一日1.5リットル摂るようにする(一気に飲むのはNG)
これを実践して生後4か月になる頃には、どうにか食欲が戻りはじめました!
しかも母乳の量が減らなかったので、断乳するまでは混合のまま育てることが出来ました♪
母乳は食べなくても出るの?
母乳の為にと無理やりごはん食べるのは本当に辛い!!
食べることがこんなに辛いなんて、出産(妊娠)するまで知りませんでした。
入院中から食欲が戻らなかったので、ご飯を病院がギリギリOKしてくれる量まで減らした上で更に、お見舞いに毎日来てくれる家族に食べてもらうという反則技をしてました…(バレてたけれど…)
それでも母乳が出ていたのは、やっぱり水分補給です!
水分補給は授乳する度にルイボスティや麦茶を毎日1リットルは飲んでいました。
ちゃんと1リットル飲んでいるかどうか分かるように、500mlのペットボトル2本にお茶を入れて私専用にしてチェックをします。
無理やり食べるのも辛いけれど、母乳が出なくなったらどうしようって焦る方がストレスです。
多少食べなくても母乳に影響は出ないけれど、ストレスは母乳だけではなく母体にも影響が出てしまいます。
食べられないなら、水分だけはしっかり摂るようにしましょうね。
もし可能なら、サプリメントを利用すると気持ちが楽になりますよ。
ちなみに私は「万田酵素」を利用しました!
これ、結構効果ありました!!飲むまでは体力が夕方ぐらいで残量ゼロになっていたのが、夜寝るまでシャンとしていられるようになりました。
個人差があるので、トライアルセットなどを活用して自分に合ったサプリを見つけてみるのも良いですよ。
授乳中におすすめの献立例
授乳中は特に赤ちゃんへの影響を考えるので栄養バランスが気になりますよね。
とはいえ、食欲がない時にあれこれ食べるのは苦痛だし、何よりも口にする事が出来ません。
そんな時は、「おかゆ」「雑炊」「お味噌汁(ちょっと具沢山)」「スムージー」がベスト!!
食欲がないという事は、胃が疲れているサインでもありますので、肉料理や味付けの濃い物を食べると悪循環になりかねません。
なので、薄味で水分を多く含む料理は割とすんなり食べれますよ。
私がよく作ったのは具沢山のお味噌汁。
具材はさいの目にカットしてスプーン一掬いで色んな具材が食べれられて更にあまり噛まなくても良いように柔らかくしてました。
面倒臭いと思いますよね?
圧力鍋で具材だけを一気に柔らかく煮たら、製氷皿や保存袋を使ってまとめて冷凍しておけば味噌汁を作ったら凍ったままの具材をお鍋に入れるだけ♪
(離乳食作りにも使えますよ♪)
勿論、同様にお粥や雑炊にもこの冷凍した具材を入れても良いですよ!
後は割と簡単に片手で作れる物としておススメなのが「野菜スムージー」
私が頻繁に作っていたのが「小松菜」「リンゴ」「水」だけで作ったスムージーです。
これなら野菜と果物の組み合わせで色々作れるし、水だけ飲むよりは栄養は摂れます。
「チーズトースト」
サンドイッチ用のパンにスライスチーズを乗せて焼くだけの簡単トースト。
普通の食パンと違って薄いし、4等分にすれば1口サイズになるのでつまみやすいですよ。
食べたくない時に作る料理もたいがい苦痛です(笑)
赤ちゃんを抱っこしながらでも作れて尚且つ少しでも栄養が摂れるものを考えている時にヒントになったのが育児雑誌についていた「離乳食のレシピ集」。
離乳食程度の量であれば、食欲がなくても数口で食べられるのでおススメですよ。
さいごに
妊娠中は悪阻により食欲が落ち、出産したらしたで食欲が更に落ちて…諦めていたダイエットが成功したかのような減量っぷりに最初は喜びすら感じていました。
でも、一か月検診でこのままでは入院してもらうと言われて目が覚めました(-_-;)
けどね、母体がこうなるのって少なからず旦那が影響していると思うんです。
理解がなかったり、心無い言葉を発したり…そんな旦那の姿を見ていると、頼れませんよね。
で、無理に無理を重ねてしまって身体も心も疲れている事に気付けなくて…
唯一の救いは我が子の可愛い笑顔と寝顔!!
少しでも時間があれば寝る!体力を戻すには寝るしかないんです!!
体力が戻れば、気力も戻ってきて食欲を少しずつ戻ってきますよ(^^)